じょうずに「きける」ひとになろう。
- 公開日
- 2021/05/25
- 更新日
- 2021/05/25
校長講話
全校のみなさん。おはようございます。
今朝は、皆さんにちょっと考えて欲しいなぁと思うことを話したいと思います。
皆さんが家族やお友達、先生に話しかけています。その話しを聞いてくれるとき、どんなふうに聞いて欲しいですか?
「うん。うん。と、うなずきながら聞いてくれる」
「集まってみんなで聞いてくれる」
こんなふうに聞いてくれると、なんかうれしいですよね。
そこで、今日はこの「きく」についてお話しします。
さて、低学年の皆さんには漢字の話しをすると難しいかと思いますが、「きく」という言葉を感じにすると「聞く」と「聴く」があります。
「聞く」と「聴く」とはどのような違いがあるのでしょうか。
「聞く」というのは、「流れている音楽のように、耳に届いた音をきく」という意味が多いです。
「聴く」は、「耳を傾け、話している人の気持ちも考えながらきく」という意味が多いです。
皆さんはどちらのきくが、クラスや家で話しているときにいいなぁと思いますか?
もちろんこちらの「聴く」ですよね。
この「聴く」という漢字を分解してみると、図のようになります。
「聴く」とは、耳に目と心を+(プラス)☆しているように見えますよね。
ただ耳からきいているたけでなく、話している相手の方に目を向けて、話しているあなたのことを大切に思っているので、最後までしっかりとききますよという思いやりの心も一緒にしてきいています。こんなふうにきいてもらえたら、話している人はとてもうれしい気持ちになりますよね。
そこでこれから皆さんにやって欲しいことがあります。それは
「目と心をつかってきこう。」です。
そのために「話している人の方をみる。」
そして 「話しおわるまできく。」
これを「東部小の話のききかた」にしていきたいと思います。
クラスで発表している人がいたら、その人の方を向いて聴きましょう。また友達が話している途中に、話し出してはいけません。最後までその人が話し終わるまでしっかりと聞いてあげましょう。
そして自分の周りでできていない人がいたら教えてあげましょう。
もちろん、先生たちが皆さんの話を聞くとき、この聞き方できくようにしていきます。できていなかったら、先生に教えてあげてください。
このきき方を、皆さんができるようになれば、クラスで意見を発表する人がふえたり、話し合い活動が楽しくなったりすると思います。そして話し合い活動が上手な東部小の皆さんになれると思います。
今日からさっそく頑張って欲しいと思います。